カンヌの女王と謳われるチョン・ドヨンが、カンヌではなくベルリンに向かったことが明らかとなった。
チョン・ドヨン、Netflix映画『キル・ボクスン』で第73回ベルリン国際映画祭に
2023年2月16日午前、チョン・ドヨンは仁川(インチョン)国際空港からベルリンへ出発した。
空港に現れたチョン・ドヨンは現場を訪れていた取材陣たちの姿を見て驚いたものの、恥ずかしそうにハートのポーズをとるなどして、ファンサービスも忘れなかった。
チョン・ドヨンがベルリンを訪れたのは、自身が主演を務める来月公開のNetflix映画『キル・ボクスン(ビョン・ソンヒョン監督)』がベルリン国際映画祭の特別部門に選ばれ、第73回ベルリン国際映画祭に正式に招待されたからだ。
ホン・サンス監督と俳優キム・ミンヒもベルリン国際映画祭にて合流
これに先立ち、韓国映画『水の中で(原題:물 안에서)』で第73回ベルリン国際映画祭への参加を発表したホン・サンス監督と俳優キム・ミンヒも『キル・ボクスン』の制作陣チームに合流する予定だ。
チョン・ドヨンはビョン・ソンヒョン監督、キム・シアと一緒にベルリンを訪問する。
チョン・ドヨン『キル・ボクスン』で派手なアクションシーンに挑戦
3月31日に公開される『キル・ボクスン』は、
殺人請負業界の伝説的な殺し屋であるキル・ボクスン(チョン・ドヨン)が、会社との契約更新を目前にして避けられない対決に巻き込まれるストーリーを描いたNetflixのアクション映画である。
ドラマの中でのチョン・ドヨンは、母親で特A級キラーのキル・ボクスン役を演じ、
公開前の予告編ではチョン・ドヨンが斧やロープなど様々なアクションを披露し、強烈な印象を残している。
キル・ボクスン(チョン・ドヨン)の娘で、不愛想だが自分の考えをはっきり言うキル・ジェヨン役を演じているキム・シアとの母娘コンビネーションにも期待が高まる。
チョン・ドヨンは2007年、映画『シークレット・サンシャイン』で韓国俳優として初めてカンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞し「カンヌの女王」となった。
カンヌの女王という名誉を手にした彼女は、今回は「ベルリンの女王」に挑戦する。
チョン・ドヨンは、2004年のパノラマ部門『スキャンダル-朝鮮男女の栄誉』、2009年のフォーラム部門『素晴らしき日』に続いてベルリン国際映画祭の訪問は実に3回目で、OTT映画で訪れるのは初めてだ。
『キル・ボクスン』でチョン・ドヨンと共演したソル・ギョングは、先日公開された映画『幽霊』のインタビューで「キル・ボクスンは女性の物語性あるアクションが目立つ作品だ」とし、チョン・ドヨンもアクションで良い仕事をしたと期待感を高めた。
久しぶりのベルリン国際映画祭でチョン・ドヨンがどのような評価を受けるかに注目が集まっている。
チョン・ドヨン主演ドラマ『イルタ・スキャンダル』の視聴率は右肩上がり
素晴らしい新年を迎えているチョン・ドヨンは、現在Netflixで配信されているtvNドラマ『イルタ・スキャンダル』で、
強くて責任感の強い母親で愛らしいナム・ヘンスン役を演じ、チョン・ギョンホと甘いロマンスを繰り広げている。
初回放送は4%(ニールセンコリア、全国基準)とやや低めの視聴率でスタートしていたが、最新回ではなんと最高視聴率13.5%を記録する右肩上がりのドラマだ。
ホームシアターの「ロコクイーン」としての可能性を証明したチョン・ドヨンはOTTでその領域を拡大し、『キル・ボクスン』ではキラー演技に挑戦してアクションシーンまで消化する予定だ。
コメント